~ 油断しない防犯対策 ~
中古物件を購入すると、契約後に売主から鍵を引き渡してもらうと思いますが、その後の
鍵交換は買主側の自由判断ということになると思います。
家を購入される際は、銀行のローンや引越しやお子さんの転入などの手続きが重なって、
正直鍵のことまで頭に回らないかも知れません。
ですが、買主側が自分で鍵を新しく交換することによって防犯性が高くなることは間違いありません。
ましてやそれを他人に委ねてしまうと、不安はずっと消えないものになる可能性はあります。
例えば契約時に「これが鍵です」と全ての鍵を引き渡してもらったとしても、これ以外に合鍵が
存在しないという保証はどこにもありません。
もしかしたら売主側が以前に合鍵を作っていて誰かに貸与し、それを全て回収が出来ていない場合も
あるかもしれないと言うことです。
純正の鍵は3本かもしれませんし、もしかしたら5本の場合もありえます。
買主側は万が一に備えて、油断しないことが重要になってきます。
カギは他人が持っていないことが前提で、防犯対策としての意味を持ちます。
ですので合鍵を含めて、全ての鍵の行方を買主側は把握しておく必要がありますね。
そういったことも踏まえて、中古物件の購入の際は新しく鍵交換が推奨されているという訳です。
私がまだ学生の頃の話ですが、東京の台東区にある中古の一戸建てを両親が購入しました。
その際父が「鍵は新品のピカピカだぞ!」と嬉しそうに言っていたのを今でも鮮明に覚えています。
その時は良くわからなかったのですが、父としては防犯の為に玄関のドアの鍵交換をきちんと
してくれていたのだなと思います。
そのおかげと言ってはなんですが、それから数十年我が家は空き巣被害に遭うこともなく
毎日平穏無事に暮らせることが出来ています。