～ 空き巣に投げる牽制球 ～
ピッキングと言う言葉はいろんなところでよく耳するものですが、
実際のピッキングの方法の説明になると、世間ではあまり知られていないのかも知れませんね。
ピッキングとは知識と特殊な道具を持った者がドアを破って侵入を行う犯罪行為です。
知識や道具が無い者や外国人などの犯罪では、破壊解錠と言うやり方が多く見られるようです。
ですが、鍵を作る側も負けてはいません。
この破壊に対する鍵の強度は一昔前の鍵に比べて現在の物は比べ物が無いほど強くなっているのです。
特に今のマンションで主に使用されている鍵は圧倒的に強度が高いと言われており、
使っている金属なども簡単に壊れるような素材ではありません。
私の友人が住んでいる蓮田市にある新しいマンションでも、
玄関のドアからピッキングされたという事件は一度も聞いたことがないそうです。ましてや
破壊音が聞こえたらすぐに気づきますね。
このように、破壊にはそれ相応の電動工具が必要になり、それには付近の住民に聞こえるような
大音量の破壊音になってしまいます。
よってピッキング対策＝破壊対策にもなっているのが現状の防止策の中の1つです。
実際に鍵開け依頼の中には、破壊解錠しか手が無い場合があります。
その際は電動工具で破壊することになるので15分程度はかかってしまいますし、難しい鍵ですと
20分を越える時もあるのです。
それほど、今の鍵は強度が高く破壊するにも一苦労と言う位置づけができます。
そう言った理由から築年数が高い家屋などは、鍵交換の検討も視野に入れて考えてみましょう。
空き巣を牽制するのに、強度の強い鍵を持つことは視覚からみても充分効果があると言えるのでは無いでしょうか。
