~ 犯罪再発防止に繋がる地域住民の心構え ~
一般的に、新聞やネットニュースなどに載る空き巣事件は、被害が顕著に出ている場合で
あることが多いです。 あるいは今まで世間で知られていないなどの珍しい侵入手口で
侵入された場合は記事として紹介されます。しかし皆さんもご存知の通り、メディアに載る
空き巣事件は膨大な被害件数の中のごく一部であり、それは氷山の一角なのです。
技術が優れた日本の玄関のドアはとても薄いと言われていますが、それはコスト面を
優先させるのが大きな理由だそうです。某有名マンションでも、ドア鋼板の厚さが1mm以下なんてことも
あるようで、それは電気ドリルを使えば5秒もかからず穴を開けられてしまう薄さです。
玄関ドアのドリル開けは警察や鍵業者からも「ピッキングを上回る被害が予想される」と
大変懸念されているようです。
そしてピッキング被害も、依然として多く発生しています。
ピッキング対策をしていない住宅もいまだに多く見られており、
空き巣狙いはサムターン回しという手口も習得しつつ、ピッキングでの解錠も変わらずに
行っているようです。
ここで私達のすべきことは、日頃の防犯対策を怠らずに空き巣被害を減らせるようにしていくことです。
それは都会や田舎に限ったことではありません。
以前私がお伺いした埼玉県志木市の現場は静かな住宅街でしたが、
田園風景が広がるのどかな地域でさえも、空き巣による被害を何度か聞いたことがあります。
1度狙われると再度入られるケースもあるとされる空き巣被害。
被害者宅ですぐに玄関ドアの鍵交換と防犯対策をすることになりました。
こういった措置は犯罪再発を防止させる為に大いに役立ちますね。
1人ひとりの心構えが地域全体の治安にも繋がっていくのだと思います。